TBSテレビ

俺の家の話

俺の家の話
令和初タッグで描くのは
濃すぎる家族が織りなす王道のホームドラマ

主演は長瀬智也、脚本は宮藤官九郎が担当。2人はこれまでTBSのドラマでは『池袋ウエストゲートパーク』(2000年4月期)、『タイガー&ドラゴン』(2005年4月期)、『うぬぼれ刑事』(2010年7月期)でタッグを組んでおり、いずれも大きな話題となった。そして現在に至っても人気が続く作品ばかり。
宮藤が手掛ける作品には毎回、魅力あふれる主人公が登場する。『池袋ウエストゲートパーク』では、通称「ブクロのトラブルシューター」としてギャングのリーダーをはじめ皆が一目を置く存在である一方、仲間の面倒見がよく母親想いの青年・真島誠。『タイガー&ドラゴン』では、“昼は噺家、夜はヤクザ”という二重生活を送る山崎虎児。『うぬぼれ刑事』では、超恋愛体質でポジティブシンキングな独身刑事・うぬぼれというそれぞれ個性的なキャラクターを作り上げ、長瀬はそれらのキャラクターを見事に演じ切った。そんな2人の令和初タッグドラマに期待が高まる。

今回、宮藤が手掛けるオリジナルストーリーで長瀬が演じるのは、ブリザード寿というリングネームで活躍する現役プロレスラーの観山寿一(みやま・じゅいち)。かつては大規模プロレス団体に所属する人気レスラーで、プエルトリコチャンピオンまでなったが、ケガや年齢もあり今は小規模な団体で細々と試合に出ている状態。ある日、寿一は父親が危篤だと知らされる。父親の観山寿三郎(みやま・じゅさぶろう)は、全国に一万人以上の門弟を持つ二十七世観山流宗家にして重要無形文化財「能楽」保持者。いわゆる人間国宝である。その跡を継ぐと期待されていた寿一だが、寿三郎に反発し家出をしたのが20年以上前。以来、音信不通だった寿一が突然、帰ってきたことに家族たちは驚く。一方、奇跡的に一命を取り留めた寿三郎だが、傍らに立つ介護ヘルパーの志田さくら(しだ・さくら)を家族に紹介し、彼女と婚約して遺産もすべてさくらに譲ると宣言。実力と人気に限界を感じていた寿一はプロレスラーを引退し、実家に戻り寿三郎の介護を手伝うことに。家族とさくらを巻き込んで、介護と遺産相続を巡る激しいバトルのゴングが鳴り響く‼

生きていたら誰もが経験する
「人生の関門」=介護と相続

観山家は少し変わった設定の家族だが、どの家族にもあるような「悩み」を抱えていて、どの家族にもあるような「喜び」を感じて生きている。毎日は世知辛いことばかりだけど、そんな中、肩を寄せ合って生きていくうちに、「人生そんなに捨てたもんじゃねぇな」と思えることがちょっとずつ増えていく。
気が合わないと思って離れていた家族が再び集まって暮らし始めたら、面倒くささと同時に愛おしさが込み上げて来ることに気づく。どこか懐かしいような、それでいてまったく新しい形のホームドラマ『俺の家の話』にご期待ください。

キャスト長瀬智也 戸田恵梨香 永山絢斗 江口 のりこ
井之脇海 道枝駿佑 羽村仁成 勝村周一朗
長州力 荒川良々 三宅弘城 平岩紙 秋山竜次
桐谷健太 西田敏行
脚本宮藤官九郎
演出金子文紀 山室大輔 福田亮介
音楽河野伸